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鶴嘴(つるはし)

コメント(0) | 執筆:2006年11月05日 日曜日 09:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

自然の山林の状態の部分を開墾してるうちはなんとか鍬とスコップで頑張っていたのですが、私の意に反してユンボが入ってしまった部分は土が不自然に固まってしまい、限界を感じていました。頑張っても頑張っても歯が立たないし、石に当たると刃先がこぼれるし(これはユンボが入ってなくても同じですが)。

で、思い立って鶴嘴(つるはし)を購入してみました。ホームセンターで調べる前は知らなかったんですが、これって棒の部分と先の部分が別売りなんですね。また、先の部分の大きさによって棒も異なります。購入したホームセンターには大きさが2種類あったのですが、組んだ状態で担いでみてしっくり来る方(大きい方)を購入してみました。これは大事な事だと思います。大きい方が破壊力があるのは間違いないですが、重たくて担げなかったら意味がないですから。

使ってみての感想は...やはり破壊力が全く違います。カチカチに固まった土を砕き、深く・広く開墾していくことが出来ます。とがった方・平たい方の使い分けは、使ってみたらすぐにわかりました。崩していく時には平たい方が便利ですが、刃が立たない堅い部分はとがった方で一点集中で砕きます。用途が違う道具を比べる事がそもそも間違っているし、鍬で山林を開墾することが間違っていたのでしょう。鶴嘴で砕き、鍬で耕すのが正しい開墾方法だと感じました。

使う上での注意点を1つ。鍬のように振り上げた状態から力を抜いてストンと下に置くと、鍬と違って重いので刃先が足の上に落ちてきて無茶苦茶痛いです。出来れば、安全のために足先に鉄板などが入った安全靴を履いて作業されることをオススメします。多分、工事現場の方には常識なのかも知れませんが。

玉ねぎ植え付け

コメント(0) | 執筆:2006年11月04日 土曜日 10:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

近所の種苗屋さんに玉ねぎの苗が出ていたので、今年も栽培にチャレンジします。去年はピンポン球程度のかわいい小さなのしか収穫出来ませんでしたが、今年は意気込みが違います!!土の酸度矯正、自家製ぼかし肥投入済み、また植え方と育て方もちゃんと調べてあります。さて、今度こそ大量収穫なるか??

他の畑の様子

上の写真にもありますが白菜が育っています(でもちょっと小さめ)。また蕎麦・落花生・生姜も収穫目前です。その他、秋植えの大根(写真左)・エンドウ(写真右)・人参の芽が出てきました。


サツマイモと秋ジャガ収穫

コメント(0) | 執筆:2006年11月04日 土曜日 08:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

今日のサツマイモの収穫担当は子供達。一生懸命引っこ抜いて収穫してくれています。自分たちで植えた苗が育っておいもさんを収穫する、そんな普通の体験をさせてあげられる事が、収穫の量以上に嬉しく思います。ホント、この土地を購入してよかったと思います。

去年は苗の購入のタイミングを逃してしまったので、2年目にして初めてのサツマイモ栽培でした。見つけたのがたまたま金時で、「確か黄色くておいしい奴やな」程度の感覚で購入したのですが、どうも後で調べると金時の栽培は難しいようです。何年か前に日当たりの悪い家庭菜園で育てたフツーのサツマイモはそれなりに育ってくれたのですが、日当たりのいいはずの山の金時は結局最後まで葉茎が茂らずに終わってしまいました。収穫した芋も予想通り小さくて、買い物かご半分にもなりませんでした。今回の畝は山土部分を開墾して始めて栽培する場所だったので土作りが足りないせいも大きいかな、やっぱり山土に適した作物を選ぶべきだったのでしょう。あと、標高470mの冷涼地にはサツマイモは向いていないのかも知れません。

ジャガイモも収穫担当は子供達。1kg植えてそれ以上は収穫しているので一応増えてはいますが、ご覧の通り...超少量です。春作は1.8kg植えて同じカゴが満杯の収穫ですから、その違いは歴然としています。秋の短い冷涼地での2期作は、下界で種芋を売ってる時期の植え付けでは遅すぎるんでしょうね、実際、寒くなって地上部が枯れて収穫したのに、芋は未成熟って感じで白く皮が薄いものでした。住めば気候が肌で感じられるはず、来年は種芋を購入せず、春作で余った芋を早めに植える感じでやってみようと思います。

アスパラガス移植

コメント(0) | 執筆:2006年10月22日 日曜日 09:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

この写真は何でしょう?

実はコレ、我が家の庭で栽培して5年ほどになるアスパラガスの株(地下部)です。掘り出してびっくり!って言うか掘り出そうとしてびっくり!!小さなスコップでは掘り出せず、大きなスコップで1時間以上かけて掘り出した5株のうちの1株です。私の顔より大きいです^^; もちろん、いつもの買い物かごには入り切れません。

植えた時はゴルフボールぐらいだったのですが、その年は収穫無し。翌年も鉛筆より細くほとんど食べられず、年々食べられる量が増え今春にやっと立派なアスパラガスが収穫出来る様になったもの、量はイマイチ。土の中はこんな状態だったのか・・・狭い土地にギューギューに植えていたし、肥料も皆無。それでは大きくなれませんね。

5株を株分けして15株ほどにし、少々余裕を持って植えてやりました。もちろん事前に土作りも入念にやっています。

これは何でしょう??

ちょっと雑草が多いですが、細いヒゲみないたのが種から育てて半年ほどのアスパラの幼苗です。1年後、つまり翌春にはまだ食べられず、翌々春には少しは食用になるかな。畑に植えるつもりで半年掛けて育苗しておりましたが、庭の株があまりにも巨大化して株分けをしたため、植える場所がなくなってしまいました。後日、妻と私の実家に半分づつプレゼントして、続きを育てて貰うことになりました。

畑の様子

コメント(0) | 執筆:2006年10月22日 日曜日 06:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

「そば茶は自分で作れるのか?」っと言う実験的に始めたソバの栽培ですが、今のところは順調です。きれいな可愛らしい花が咲き、ソバの実も出来はじめています。冷涼な気候によく合っているようですね。

8/20に種から育苗し、9/9に定植した白菜です。水やりなどに失敗し枯れ気味の状態で定植したので全く期待してなかったのですが、思った以上の成長に逆にびっくりしています。去年は全く育たず消滅したので、ぼかし肥作りから始めた土作りが実ったのでしょうね。

土がよければ自分で成長する!土作りの大切さが身にしみてよくわかりました。自然の力に感謝しつつ、少しは収穫出来そうです。

興味半分で栽培開始した落花生ですが、順調なもののなんとなく成長が遅い感じがします。アンデス地方が原産地で高温乾燥を好むそうで、冷涼な土地には合わないのかもしれませんね。一応、茎みたいなのが地下に潜って、マメが出来る準備は出来ています。

その他、ジャガイモ・サツマイモが収穫直前、また生姜ももうちょっとです。

自然薯(じねんじょ)収穫

コメント(0) | 執筆:2006年10月21日 土曜日 17:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

ついに待ちになった自然薯収穫の時期がやってきました!全体が黄色く枯れてきたら収穫の時期だそうで、ドキドキしながら掘り始めると・・・予想外の形・大きさでびっくり!!

生姜を大きくした様な形(売ってる形でなく収穫時の形)で、大きなモノだとサッカーボールを半分に扁平にしたぐらいの巨大さです。植えた種芋は長さ10cm弱の小さなサツマイモ形と言えば、その変わり様がちょっとはお伝え出来ますでしょうか。

その小さな種芋を10個植えて、収穫は買い物カゴ半分ぐらい、6.4kg。想像以上の大量収穫に、自然に笑いがこみ上げて来ます。トロロ飯、短冊、輪切りで網焼き・・・楽しみっ!

ちなみに自然薯は、お店で売ってる長芋とは別の種類で、味も粘りも長芋に勝ります。長芋は調理しやすい栽培用品種で、自然薯には色々な形があります。我が家のは御覧の通りいびつで皮も剥きにくいですが、長くはないので収穫はしやすいです。開拓したばかりの山土で育てましたが、自然薯はまさにその山土を好むようで、それが大成功の秘訣だったようです。人生の大先輩の話では、古い芋から芽が出た後は種芋は腐って消滅し、新しい芋が出来る時の肥料になるらしいです。天然ものだと、何年も更新を繰り返して成長をしているのだとか。

バーベキューで輪切りにしたものを焼きたいのですが、この形、輪切りってどうやるんだろう??

ゴマ収穫

コメント(0) | 執筆:2006年09月23日 土曜日 16:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

とうとうゴマの鞘が裂け始め、収穫時期となりました。いくつかは既にはじけてるんで、来年はそこら中にゴマが生えてくるかも・・・^^;

ゴマは、育てるのは簡単ですが、収穫して食べられる状態までするのが猛烈に大変。農家の方はいったいどうやってるんでしょうねぇ、我が家では1畝(約5m)から出来た煎りゴマは約150g=大きめのジャムのビン1本分ぐらい。ゴマ農家の方は、きっと広大なゴマ畑と、猛烈な手間をかけて収穫しているのでしょう。

ゴマは茎の下の方の鞘から熟れて、自然にはじけ飛んでしまうので、下の方が裂け始めたら茎ごと刈り取ってしまいます。収穫しながらもパラパラとゴマが飛び散りますから、収穫カゴには新聞紙などを敷いて後で集められる様にしておきます。

たくさんの鞘を手で裂いて収穫するのは途方もなく大変なので、風通しのよい日陰に茎ごと逆さに立てて、2週間ほど乾燥させます。そうすると、まだ緑の鞘も自然に熟れて鞘が裂けてきます。農家の方はムシロを敷いて立てかけるそうですが、我が家では少量なので新聞紙を敷いたスーパーの買い物かごに入れて玄関に置き、乾燥を待ちました。

こうなると、ちょっと触れるだけでもパラパラとゴマが落ちるので、棒や手で茎を叩いてドンドン下に落とします。始めのうちはよくわからず、少し裂け始めた鞘を取っ手は1つづつ手で開いてゴマを取り出したりしていましたが、未熟なゴマが出たりせっかくのゴマを傷めてしまったりと、手間の割にいいことはありませんでした。自然に任せるのが一番よいようです。その後、下の娘(4才)が鞘を開く→上の娘(6才)が中をチェックして空の鞘を取り除く→私がゴミ取りと家族総出(?)で収穫作業は続きます。

収穫したゴマにはゴミと小さな虫が混ざっていますから、次はこれらの不純物除去作業になります。実はここが一番大変。100円ショップでゴマが通らない目の細かいザルと丁度通る目の粗いザルを購入し、順次通してゴミを除去しますが、最後は人力しかありません。ピンセット片手に目を凝らして、ゴミや未熟なゴマを除去してゆきます。

そうしてきれいなゴマが集まったら、細かいザルに入れて水洗いし、最後のゴミ除去をします。水を切って小さな片手鍋にごまを入れ、火を通して充分に水分を飛ばします。水分を含んだゴマはくっついて均一に火が通らなかったり焦げたりしますから、初めは菜箸でよくまぜて、乾き始めたら片手鍋をよく振ります。ちょうど、ポップコーンを作る感じですね。水分が飛んで炒り始めたら、バターの様ないい香りがし始めます。この時、浅いフライパンを使うとゴマが飛んで周囲がゴマだらけになるので、ご注意を・・。

パチンパチンと片手鍋全体のゴマが飛ぶまでよく火が通ったら、火を止めて、少し湯気を飛ばします。ある程度冷めたら、蓋がある瓶などに入れて保管します。冷めたら香りがなくなってしまいますが、食べる前にもう一度軽く火を通したらおいしい煎りゴマになるでしょうね(^^)

...でもはっきり言って、購入したゴマと大差あるとは思えません。穫りたてのゴマが特別おいしいとも思えません(泣)。ゴマの種の購入費用を考えたら、スーパーで買う方がいいような気さえしてしまいます。ゴマの収穫を体験したい方にだけ、オススメいたします。我が家では子供達と収穫を楽しめたので、それだけでも意味があったと思います。

秋の準備開始!

コメント(0) | 執筆:2006年08月26日 土曜日 18:08 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

まだ残暑が厳しいですが、我が山林の家庭菜園では秋の準備が始まっています。

苦土石灰で土壌酸性度をpH6.5まで改善し、堆肥や鶏糞を入れてよく耕して1週間放置し、本日は早起きしてじゃがいも1kgと蕎麦を植えてきました。去年は秋じゃがはほとんど収穫出来ず失敗だったので今年は出直し再チャレンジです。蕎麦は、そば茶にこり出した私の思いつきで種を購入したもので、どこでも簡単に育つことと、冷涼な気候の針町に合っていそうなので初チャレンジです。収穫出来ても、そのあとの加工に困りそうなんですけどね。

自宅の庭でも、白菜・キャベツ・ほうれん草の育苗を開始しました。白菜の芽が出始めていて、今のところ順調な滑り出しです。

自家製ぼかし肥作成途中経過

コメント(0) | 執筆:2006年08月17日 木曜日 08:47 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

8/10・11の2回に分けて計4箱=約50リットルのぼかし肥の試作を開始しました。

約50度まで発熱→臭い発生→臭い減少→チェック→水分減少→水分追加&撹拌→約50度まで発熱・・・とその日の気温等にもよりますが1日〜2日のペースでメンテナンスを繰り返した結果、昨晩を最後に発熱が完了し今朝(8/17)、とうとうほぼ完成したようです。教科書通り、丁度1週間でした。

発酵熱が減ると水分の蒸発も減ったようです。最後の熟成のため、表面が乾燥していたのでジョウロで水を掛けていつも通りよーっく 撹拌しましたが、いつもよりはちょっとだけ乾燥気味にしてみました。どうしても発泡スチロールの容器に接してる部分が汗をかいて水分過多になりやすいので、このまま2〜3日に1回ほどかきまぜながら1週間ほど様子を見れば完成だと思います。

今思えば、夏場で醗酵が早くよく発熱し、水分の蒸発が激しく、それが臭いがきつかった最大の原因かなっと思います。微生物の働きで窒素と酸素が結合して発生したアンモニアが水に溶け、そのアンモニア水が蒸発してしまったのが臭いの元のような気がします。ってことは、本来は窒素分がアンモニア=無機体としてぼかし肥に残って欲しかったのが蒸発している訳ですから、肥料としての窒素が減少していることになります。やはり、夏場の作成は控えるべきだと感じました。

それから、今回は思いつきで材料を収集して開始したので、鶏糞は粒になった固形のものしか入手できませんでした。が、これは畑にまく時には都合がいいですが、ぼかし肥作りには向いてません。どうしても固形が最後まで残ってしまい、発熱がほぼ終わった今でも多少原型をとどめています。涼しい季節だと内部まで醗酵せずあまり発熱しなかったかったり、完全にぼかし肥にならなかったかも知れません。これからぼかし肥を作られる方は、なるべく粉状のものを入手される事をオススメします。もっとも、もっと大規模に山積みにして作られる方(普通の方法)だと、水分も安定するので固形でも大丈夫だと思います。

自家製ぼかし肥作成開始

コメント(0) | 執筆:2006年08月13日 日曜日 03:27 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

開墾して菜園作りを続ける中で、土作りの大切さをヒシヒシと感じる様になってきました。

我が家でも有機栽培を..っと鶏糞を中心に土作りを行っていたのですが、「有機栽培=おいしい野菜が採れる」は大間違いと言う事がわかりました。まず、鶏糞や油かすを初めとした有機肥料は、土に混ぜてすぐには肥料として有効ではなく、醗酵する間は逆に生育に悪影響を及ぼす作用が出てしまいます。そのため、混ぜてから1ヶ月以上も寝かせてから作物を植える必要があるのですが、すぐには効かず生育の半ば頃になってやっと効いてくるんですね。その為、ついつい多めに与えてしまうのですが、これがまた作物に悪影響を及ぼしてしまうのです。

色々な本を読む中で、やはり昔ながらのやりかた、堆肥+ぼかし肥が土にも作物にもいいことがわかってきました。堆肥作りは我が家でも実績があるので、今回ぼかし肥作りにチャレンジしてみることにしました。ぼかし肥とは、鶏糞などの有機肥料を一旦畑の外で醗酵させる事で、直接与える事のマイナス部分を解決し、無機化+速効性を持たせた肥料のことです。簡単に言えば、化学肥料の様に使いやすいのにどんどん土をよくしてくれる都合のよい肥料です。

大量に作る時は土の上に材料を山積みにするのがよいようですが、面積の狭い家庭菜園用に少量作る時は、魚などを入れる発泡スチロール製のトロ箱で作るのがよいようです。

少量だと放熱が多く発酵熱が逃げてしまいやすいのですが、発泡スチロールだと保温性がある事、また適度に浅く途中で混ぜなくても酸素が全体に行き渡るためだそうです。我が家は、偶然にも先週の地引き網体験の時に貰う事が出来たのが、ぼかし肥作りにチャレンジするキッカケになりました。

私が使った材料と量は、
鶏糞4:油かす2:骨粉0.5:土7+砂糖少々
です。米ぬか主体のことが多いようですが、私には入手しづらかったので、鶏糞を代用しています。醗酵には米ぬかに多く含まれているリン分と糖分が必要らしいので、骨粉でリン分を、砂糖で糖分を補給しました。また、土を使わない人が多いようですが、有用土着菌の種と、また増えた有用菌の住み家・肥料分の貯蔵庫として庭土をふるいに掛けて使っています。これは、購入した土より庭土や畑土を使う方が理にかなった考え方だと思います。

これらの有機材料は色々創意工夫があるようで、魚かす・カキの殻・カニの殻などを入れるとよい肥料が出来るようです。また、骨粉は発酵時に臭いが強いので使わないっと言う方もいるようです。

これらの材料を、ヒシャクですくって上記の杯数をトロ箱に投入しました。本来は重さを計るのが筋だと思いますが、トロ箱が15リットルの容量で、我が家の100円ショップで買ったヒシャクが1リットル弱だったので、「これはちょうどいいっ」っと体積で計りました。そう、上の比率は全部で14杯ぐらいになるように逆算して割り出した比率なので、ほとんど意味はありません^^;。一応、鶏糞:油かす:土=2:1:3〜6は古本屋で買った20年以上も前の有機栽培の本に書いてあったのですが、肥料成分を考えると理にかなった比率かな・・っと勝手に考えています。

材料を入れたらよく混ぜ合わせますが、量が多いと箱からあふれて混ぜにくいので、土を入れる前に土以外の材料だけでよく混ぜておき、少しずつ土を足しながらさらに混ぜていきます。

材料がほぼ均一になったら、ジョウロで少しずつ水を掛けながら混ぜます。コツは、さっと表面に水を掛けたら全体を揉む様になじませて、水分が均一になってからまた水を掛ける様にし、一気に大量に掛けてしまわない事です。一度に掛ける量が多いと、均一に混ぜにくいのと、多すぎると材料が腐って取り返しがつかなくなるからです。

水の量は、本には大抵「握ったら固まり、指でつついたら軽く崩れる程度」と書いてあります。実践するまではよくわからなかったのですが、一度体験してみたらすぐにわかりました。子供の頃に作った土の団子を作るのに適した水分量ですね、多すぎても少なすぎても団子になりません。ギュッっと団子を作って、指でつついてら粉々に崩れてしまう程度。水を掛けながら何度も何度も土団子を作ります。もっと簡単に言えば、市販の土の水分量に近い量だと思います。元の土の水分量にもよりますが、晴天続きで乾燥した土だと、ジョウロ1杯分=3リットルぐらいは入れたと思います。

材料が出来たら、雨よけと日よけをして、また空気が入る様にして保管します。雨が入ったらべちゃべちゃになって台無しになり、日が当たったら紫外線で有用菌が死んでしまい、また空気が入らないと腐敗してしまいます。虫が入り込まない様に網戸の切れっ端をかぶせ、積む時は互い違いにし、また一番上には波板の切れっ端を乗せました。ただ、波板が小さいのと、半透明で日が当たりそうなのでこの季節はシートを掛けた方がよさそうですね。

1日もすれば醗酵して50度以上になり、肥料の臭いも同時に出てきます。私はいつも鶏糞などで慣れてますが、結構近所迷惑かも・・・住宅地では少しずつ作った方がよさそうです。私の所では、骨粉を混ぜたのが臭いがきつい原因かも知れません。混ぜて空気を送り込むと醗酵が促進されるのか、臭いが和らぐようです。また、醗酵が進むと臭いが和らいできます。

管理は温度と水分量が大切な様で、50度〜60度を維持しないといいぼかし肥にはなりません。温度が上がらない時は水分が減って乾燥している時で、水を足して混ぜてやる必要があります。あくまでも私見ですが、水が多いと確実に腐りますが、水分が減っても醗酵が衰えるだけで水を加えたら再発酵すると思います。ですんで、水分は多いよりもは少ない方がいいと思います。私の場合は夏の暑い時に作ったのがよくなかったようで、醗酵が早く臭いがきつい、また水分が蒸発しやすいので時々チェックが必要になってしまいました。教科書通り、春と秋が作りやすいようです。

この量の場合だと、熱が出始めて1週間もすると醗酵が終わって温度が下がり、臭いもなくなるそうです。その後、さらに1週間ほど乾燥させながら完熟させ、クン炭などを混ぜて完全に乾燥させてから袋詰めにして保管するとよいそうです。使用量は1作に付き、1平米あたり300〜500gですから、我が家では1袋あたり3kg=1畝分ぐらいが丁度よさそうです。


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