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ガーデンテーブルセット作成

コメント(0) | 執筆:2007年08月12日 日曜日 19:00 | 分類: 田舎暮らし » 外構DIY | 編集

裏庭のBBQ場(?)で使う、ガーデンテーブルセットを1日がかりで作ってみました。当初は週末に友人達が遊びに来るのに合わせての椅子作りの予定でしたが、勢い余ってテーブルまで作ってしまいました。材料は、土地を開墾する際に発生した丸太と、我が家を建てる際に余って捨てられる運命にあった木材を貰い受けた板材で、全て廃材利用となります。丸い小さな台は、電線を巻く木製のドラムを貰ってきたものです。材料費はペンキ代だけ!

まずは、裏庭に転がっている丸太のなかから、ほどよい太さのものをみつくろって拾い集め、チェンソーで切り揃えます。

板を端材が出ない寸法に合わせて丸ノコで切り分け、屋外に放置するので組み立てる前に防腐塗料を塗っておきます。もちろん、丸太も塗ります。特に、木材は木口(木で立っていた時に輪切りになる方向)は吸水しやすいので、念入りに塗料を吸わせておきます。木目を生かせるオイルステインを使いますが、我が家は取り扱いが楽な水性で、古民家風の濃い茶色のウォルナット色を愛用しています。

ここで問題発生!嫁はんの「机も作ったら?」の一言で、テーブルまで急遽作る事になってしまいました。言うは易し行うは難し・・・ブツブツ・・・即席で設計してポンチ絵を描いて、端材が出ないように寸法を決めて・・・これも切り分けたら、組み立てる前に防腐塗料を塗っておきます。

また、前の家で6〜7年前に作った椅子と、貰ってきた電線ドラムもついでに塗りました。この椅子、作った時に油性のニスを塗ったのですが、長年の風雨で剥がれて汚くなってしまっていたんです。表面上に塗るだけのペンキは剥がれやすく、すぐに木が汚くなったのですが、染みこませるタイプのオイルステインだと長期間に渡って効果を発揮し、また少々劣化しても年季が入って渋くなってくるんです。

組み上げる前に仮置きし、位置決め・墨出しを念入りに行います。固定のネジ止めも表から見えるので、整然と並ぶようにします。椅子は以前に作った物と同じ簡単な設計にしました。足が自然材の丸太のために垂直方向にはネジが効きにくいので、座面の幅より少しだけ短い板を先に固定し、そこに座面になる板をネジ止めします。

木ねじを直接打つと板材は割れるので、下穴を空けておきます。止められる側の材にはネジ止めの際の浮きを防止するために使用するネジと同じぐらいの径、ネジを効かす側はネジ径×0.7ぐらいがよいようです。鉄板にネジ切りする時はネジ径×0.8がいいと言われていますが、木材の場合は特に柔らかい材だとネジが効かず空回りしやすくなるので、下穴を大きくしすぎないよう注意します。

完成の図。足が天然の丸太材をチェンソーで切り分けただけなので、若干傾いていますが、それも自然の中に溶け込んでよい感じでしょう。一応、仮り組みの時に丸太の傾きが安定がいい方向になるようにくるくる回して決めています。左右に傾くと危ないので、少し斜めになる丸太は中央に寄る方向になるように使います。

テーブルも仮組みして確認しながら、下穴を空けて組み立てていきます。木材は反りや撚れが必ずあるので、出来上がりが斜めにならないよう、なるべく水平な所で寸法を測り傾きを修正しながら組み立てます。我が家は水平な場所がないので、浄化槽の上で組み立てました。

完成の図。今までの失敗の経験を生かして設計したので、簡単ながら割と丈夫な作りになったと思います。

完成したら早速、涼しい屋外でパーティ。炭火で地鶏の焼き鳥を楽しみました。和風の鉄製コンロが似合います。