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じゃがいもの栽培・保存方法

コメント(0) | 執筆:2005年09月06日 火曜日 21:48 | 分類: 田舎暮らし | 編集

せっかく穫れたじゃがいもですが、保存していた分の半分近くは腐らせてしまいました。「植え付けが遅い→成長が遅い→暑くなっても畑に置いていた→葉茎が腐り始めて慌てて収穫→小雨の時に無理に収穫」と悪循環が原因です。

秋じゃがで失敗しないよう、植え付けから収穫・保存までを調べてみました。

植え付け

春じゃがは3月初旬の霜が降りなくなった頃、秋じゃがは8月下旬の暑さがマシになった頃に植え付けます。種芋は1つあたり30〜40g程度、芽が均等に残るように縦割りに2〜4つに切ります。植え付けの数日前に切って切り口を乾かします。切り口に草木灰をつけることもありますが最近は行わないことも多いようです。

畝幅は60〜70cm程度、株間は30cm程度とし、20cm程の溝を掘って切り口が下になるように種芋を並べ、7〜8cm程度土をかぶせます。深植すると芽が出にくくなるのですが、後の土寄せのため土を残す感じです。畝の底に芋を並べる感じになります。

手入れ

芽が10cm程になった頃に1株当たり1〜2本残して芽をかきとり、1株当たり1握りの化成肥料を追肥して土寄せします。じゃがいもは種芋の上に芽が出て新じゃがが出来るので、土寄せは新じゃがが育つ場所を増やす大事な作業です。花が咲く頃、もう一度土寄せをします。一度に3cm程、2回で6cm程ですから、種芋は15cm程の深さに埋まっているはずです。

収穫

葉茎が枯れ始めたら収穫を行いますが、収穫は保存のため晴れた日に行い、芋を掘った後1時間ほど乾かします。あまり長く日に当てるといもが緑色になってしまうので乾いたら移動します。その後、日陰で2〜3日陰干しし、段ボール箱などに入れて風通しがよく涼しいところに保存します。収穫時に傷をつけたもの、変色した部分があるものは腐りやすいので早めに食べるようにします。

6月に収穫した春じゃがは年明けまで保存できますが、年を越すとおいしくなくなるので、秋じゃがが収穫できる11月頃までが保存の目安です。おいしくなくなるまでにお裾分けするのがいいようです。うまく保存すると、年中自作のおいしいジャガイモが食べられるようです。

種芋量のめやす

植え付け量の20倍ぐらい穫れるそうですが、家庭菜園では10倍程度と考えておけばいいでしょう。1家庭当たりの年間消費量が約12kgですから、家庭菜園では種芋1kgの2期作ぐらいがちょうどいいように思います。1kg÷30g=約30個の種芋ですから、30個×30cm=約10mの畑が必要になります。10m×70cm=約2坪程度で1家庭を養える計算ですね。この時の施肥量は、化成肥料で元肥420g、追肥210g(一握り約40g)です。