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Thu, 23 Mar 2006

土作り

コメント(0) | 執筆:2006年03月23日 木曜日 08:27 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

去年の3月に山林の開墾開始をしてから、色々な作物の栽培にチャレンジしてきましたが、イモ類は最低限の収穫は確保出来たものの不作、タネをまく種類の作物にいたっては芽が出ない、芽が出てもその後の発育不良と全滅状態でした。

開墾開始が遅く、全体的に植え付け・種まきの時期が遅かった事が大きな原因と考えていたのですが、色々と調べるとどうも土作りに原因がありそうなことがわかってきました。

まず、開墾している山林の表面は腐葉土に覆われていますが、雑草が少なくやせた土地のようです。赤松や桧の植樹林で広葉樹の落ち葉が少ないのが原因かも知れませんが、詳しい事はわかりません。また、腐葉土にはほとんど肥料成分がないのですが、そのことを理解していなかった勉強不足もあるようです。開墾時に鶏糞を全面にまぜこんでいますが、これだけでは土壌微生物も足りず充分な養分になれないようです。このことは、種芋から育てるジャガイモ・ショウガしか育たなかったことからもわかります。

次に、酸性土であること。随分前に持ち帰った土しか調べてないので厳密にはわかりませんが、pH6.0以下であることは間違いないようです。日本の土壌は雨が多くカルシウム(石灰質)が流れてしまい ほぼ全てが弱酸性なのだそうですが、松の葉の腐葉土はさらに強い酸性となるようです。多くの植物が育つのはph6.5程度の弱酸性〜中性だそうで、pH6.0→pH6.5に中和するには1平米あたり石灰を100g程度投入する必要があるらしいです。これを我が家の開墾地に換算すると、幅0.75m×長さ5m×11本として41平米、最低でも4kgは必要であることがわかります。実際にまいた量は開墾時にうっすらとまいた程度で1kg程度、全く足りないようです。

とにかく不作の原因は勉強不足にあったようで、今期の新たな開拓地から、リベンジのため見よう見まねで土作りを開始しています。0.8m×6m×3本=14.4平米(4.3坪)の土作りを紹介します。(まだ植えてないので正しいかどうかはわかりません)

開墾

カチカチにしまった土を掘って、ほぐします。この時、木の根や石を取り除きますが、この作業が一番大変です。クワを入れては当たる、取り除く、の繰り返しで延べ4日は掛かっています。

土作りの準備

この場所は大きな切株を機械で取り除いてもらったのですが、何故か表面の腐葉土までなくなってしまってます(保存するように頼んだのにっ!)。赤土を機械に踏みしめられかなり堅く排水性も悪いので、周囲から大量の腐葉土を集めて投入し、混ぜ込みながらよく耕します。この作業に1日かかりました。

土の中和

本来はマグネシウムを含んだ苦土石灰がいいのですが、酸性度が強い事を見越してアルカリ分の多い消石灰を1kg、それと苦土石灰500g程度を全面にまき、よく混ぜ込みます。その後、1週間は寝かします。この寝かすことが大事で、同時に堆肥や肥料を混ぜると窒素分がアンモニアとなって逃げてしまいます。本来は、pHメータを使って酸性度を調べてから石灰の投入量を決めます。また、1週間後にもう一度調べる必要もあります。

堆肥の投入

40リットルの堆肥(馬糞)を2袋投入し、さらに周囲から腐葉土を大量に集めて投入しました。この作業は、畑の基盤となる土壌を作る大事な作業です。堆肥は本来4〜8袋は必要なのですが、不足分を自然の腐葉土で補うため、何回もバケツで運びました。また、同時に元肥として、市のゴミ処理施設から頂いた堆肥肥料、鶏糞、少量の化成肥料を混ぜ込みました。堆肥肥料と鶏糞はうっすら、化成肥料はパラパラと全面にまいています。朝から晩までまる1日かかり、翌日は大変な筋肉痛になりました。

とりあえず現状はここまで。4月になるとショウガと山芋を植える予定になっています。

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