念願のウッドデッキが完成しました。っと言っても、基礎からウッドデッキまで、全てプロの仕事です。
家の裏が、家の基礎工事のために予定以上に広く変な形に重機で掘り返されてしまって、そのまま放置状態で工事終了となった(怒!)ので、なんとか自力で適当に整地まではしたものの、雨が降ったらドロドロになるし、切土は崩れてくるしで、非常に使い辛く困っていたのです(激怒!)。さすがにプロの仕事、工事が早く完璧で美しい仕事でした。
この工事、基礎屋さんと大工さんに別々に直接お願いしたものです。いわゆる外構屋さんにお願いすると見積金額300万円也!これはダメだとお断りしていたのですが、御近所の方の紹介で、それぞれのプロに直接お願いすることが出来ました。家が建てられるような土留めを兼ねた頑丈な基礎と、家を建てるような頑丈な骨組みで作ってくれました。おしゃれな洋風とはほど遠いですが、我が家にマッチした古風な感じで仕上げてくれました。大満足です。これで、外構屋さんの1/3以下と、超お値打ち価格でした。
夏に、我が家建築の際の廃材で作ったテーブルセットを乗せて、山小屋風でいい感じになりました。さっそく、外での食事に大活躍!っと言いたいところですが、都祁は既に冬支度。本格的に使うのは、冬が明けてからになりそうです。
板塀作りの集大成、大工さんに作ってもらったウッドデッキとの接続を行いました。玄関側は既に完成しているので、今回の敷地境界側で一応の完成となります。
玄関道路側のナナメ切りが割とうまく出来たので、今回もあえてウッドデッキの階段に合うように最後のスパンだけナナメにしました。ウッドデッキと同じ塗料で塗装してあるので、相性もバッチリです。
もちろん、突き当て部分は現物合わせで寸法をとってナナメに切ってあります。階段と平行でないのが残念なのですが、材料の長さの都合です。
今回はめずらしく妻が色塗りを手伝ってくれたので、木材の加工と色塗りと組み立てが、一気に進んでしまいました。そのせいで、作成途中の写真がありません。
斜面に平行に作ったため、全てのパーツがナナメにカットしてあります。ナナメの寸法取りと丸ノコでの切断はかなり面倒に思えますが、全てが同じ角度のため意外とそうでもありません。2×4材の端材で支柱と横桟の接合部分の原寸大模型を治具として作り、それで木材に角度を写し取っています。また、丸ノコでのナナメ切断は難しいので、丸ノコ定規を購入して、治具から角度を写し取って使用しました。丸ノコ定規を使えば、垂直に切るのと同じ感覚でナナメに切れます。
塀は外からのデザインを重視して作るのですが、今回は内側からの見た目にも配慮しました。レコードで言えば、両A面みたいな。また、約180cmの木材をそのまま使って1スパンとしてしるため、継ぎ目が目立たず、かつ接合部分はお互いに補強しあえるように工夫して、強度が出るような設計としています。
外からは一番上の傘の木材を除いて全く継ぎ目が見えませんが、裏から見ると1スパンごとに継ぎ目があることがわかります。
横桟の隙間は2×4材の厚みとし、これも切れっ端を間に挟んで治具として使用しました。娘と二人一組で、片方に治具を挟んで上の桟に押しつけることに集中してもらい、その間に片手で反対側の位置決めをして、もう片方の手でネジ打ちを行いました。
頭の中で構想を練ること数年、いや、大げさでなくって雑誌や実物を参考に本当にずっと構想を練っていたのですが、なかなか決め手に欠けて着手出来ずにいたのです。この秋、家の裏にプロの大工さんにお願いしてウッドデッキ作ってもらっていたのですが、その塗装などお手伝いをするうちに、急にやる気が出て構想が完成してしまいました。
ネットで2×4材を大量に購入し、4×4材とブロックを仕事帰りに買い込み・・・設計図はもちろんいつものポンチ絵です。塀の基礎部分にする4×4材はブロックに直接乗せるので防腐材注入済みの栂材を使用し、塀の部分になる2×4材は安いフツーのSPF材です。
基礎のため、ブロックを1段並べました。安定させるため、ブロック半分程度の穴を掘り、最終的に1/3程埋まるようにします。次に、斜面の前面道路に合わせて1直線に綺麗に並べるため、道路に平行に糸を張ります。少々砂利を敷いてコンクリートを少し流し、ブロックを乗せ、糸とブロックの上の1辺が沿うようにハンマーの柄の部分で叩いて深さと長手方向の傾きを決めます。前後方向の傾きは、レベラーで測定して水平を合わせています。
道路側はU字溝との3cm程の隙間にコンクリートを流して固定し、さらにブロックの表面からU字溝にかけてはブロック塀作りで鍛えたセメント塗り仕上げを行いました。
基礎の4×4材を固定するため、ブロックの穴にコンクリートを流してボルトを差し込みます。この時点で気付いたのですが、ブロックに対して垂直かつ一定の深さに維持するのは非常に難しいので、4×4材の切れっ端を使って簡単な治具を作ってしまいました。中心に垂直に穴を空けただけの簡単な物ですが、先にボルトを付けてからコンクリートに叩き込むと超簡単にいい位置に決められます。あとは、コンクリートが固まるまでそのまま放置し、上のナットを外せば完璧な基礎となりました。
一日だけの休日を利用して、玄関スロープの反対側の土留め兼間仕切り塀を作り始めました。スロープの左側を作った時の反省点を生かし、今回は1段目のブロックを置く基礎部分を先に一気に掘ってしまい、セメントを流して一気に1段目を並べ、それから2段目を積んでいます。2段積んだ時点で3時間ほど休憩してモルタルを少し硬化させ、それから一気に3段目・4段目を積んでしまいました。
2つ目のブロック塀となるので作業は随分慣れてきて、効率よく出来たと思います。今回の作業に先立って、セメントを練る四角い船とクワ(みたいなの)は専用の物を購入したので、セメントを練る時間が短縮した効果も大きいと思います。やっぱ、ちゃんとした道具が必要ですね。おかげで、一日の成果としてはまぁまぁでしょう。ここまで出来たら、スロープの下の階段に土砂が流れ込むこともなくなるでしょう。
ブロックの角は、レンガを丸く積むためにダイヤモンドホイールを付けたサンダーでカットしました。切断用ホイールで大まかに切り取り、その後削り用ホイールで丸く削っています。
既に完成間近になっている、スロープの左側と共通のデザインで、少しカーブを描くようになっているのは反対側と平行になるようにしています。
裏庭のBBQ場(?)で使う、ガーデンテーブルセットを1日がかりで作ってみました。当初は週末に友人達が遊びに来るのに合わせての椅子作りの予定でしたが、勢い余ってテーブルまで作ってしまいました。材料は、土地を開墾する際に発生した丸太と、我が家を建てる際に余って捨てられる運命にあった木材を貰い受けた板材で、全て廃材利用となります。丸い小さな台は、電線を巻く木製のドラムを貰ってきたものです。材料費はペンキ代だけ!
まずは、裏庭に転がっている丸太のなかから、ほどよい太さのものをみつくろって拾い集め、チェンソーで切り揃えます。
板を端材が出ない寸法に合わせて丸ノコで切り分け、屋外に放置するので組み立てる前に防腐塗料を塗っておきます。もちろん、丸太も塗ります。特に、木材は木口(木で立っていた時に輪切りになる方向)は吸水しやすいので、念入りに塗料を吸わせておきます。木目を生かせるオイルステインを使いますが、我が家は取り扱いが楽な水性で、古民家風の濃い茶色のウォルナット色を愛用しています。
ここで問題発生!嫁はんの「机も作ったら?」の一言で、テーブルまで急遽作る事になってしまいました。言うは易し行うは難し・・・ブツブツ・・・即席で設計してポンチ絵を描いて、端材が出ないように寸法を決めて・・・これも切り分けたら、組み立てる前に防腐塗料を塗っておきます。
また、前の家で6〜7年前に作った椅子と、貰ってきた電線ドラムもついでに塗りました。この椅子、作った時に油性のニスを塗ったのですが、長年の風雨で剥がれて汚くなってしまっていたんです。表面上に塗るだけのペンキは剥がれやすく、すぐに木が汚くなったのですが、染みこませるタイプのオイルステインだと長期間に渡って効果を発揮し、また少々劣化しても年季が入って渋くなってくるんです。
組み上げる前に仮置きし、位置決め・墨出しを念入りに行います。固定のネジ止めも表から見えるので、整然と並ぶようにします。椅子は以前に作った物と同じ簡単な設計にしました。足が自然材の丸太のために垂直方向にはネジが効きにくいので、座面の幅より少しだけ短い板を先に固定し、そこに座面になる板をネジ止めします。
木ねじを直接打つと板材は割れるので、下穴を空けておきます。止められる側の材にはネジ止めの際の浮きを防止するために使用するネジと同じぐらいの径、ネジを効かす側はネジ径×0.7ぐらいがよいようです。鉄板にネジ切りする時はネジ径×0.8がいいと言われていますが、木材の場合は特に柔らかい材だとネジが効かず空回りしやすくなるので、下穴を大きくしすぎないよう注意します。
完成の図。足が天然の丸太材をチェンソーで切り分けただけなので、若干傾いていますが、それも自然の中に溶け込んでよい感じでしょう。一応、仮り組みの時に丸太の傾きが安定がいい方向になるようにくるくる回して決めています。左右に傾くと危ないので、少し斜めになる丸太は中央に寄る方向になるように使います。
テーブルも仮組みして確認しながら、下穴を空けて組み立てていきます。木材は反りや撚れが必ずあるので、出来上がりが斜めにならないよう、なるべく水平な所で寸法を測り傾きを修正しながら組み立てます。我が家は水平な場所がないので、浄化槽の上で組み立てました。
完成の図。今までの失敗の経験を生かして設計したので、簡単ながら割と丈夫な作りになったと思います。
完成したら早速、涼しい屋外でパーティ。炭火で地鶏の焼き鳥を楽しみました。和風の鉄製コンロが似合います。
斜面に家を建てた都合で一部が高基礎になったのですが、その仕舞いが悪く基礎周囲に積み上げた土砂が雨で流れて困っていたので、丸太で土留めを兼用する階段を作ってみました。家と敷地境界の間の細い通路に入る、小さな階段です。
敷地境界側(写真左側)はプロに石組みしてもらっていたので、一旦崩れている土砂を掘り出して基礎側(写真右側)に丸太を立て、間に適当に切り出した丸太を置き、隙間を詰めるように埋め戻しましました。雨水排水接続用の縦パイプも、段に合わせてカットして高さをそろえます。丸太は縦使いの方が長持ちするようですが、木口から吸水して朽ちやすいので、花壇の時と同様にバーナーで炙って木目を締めています。
土が崩れて足元が危なかったのですが、これで安心して通れるようになりました。オープンな駐車スペースから裏への入り口になるので、そのうち小さな門扉でも作ろうかな。
玄関スロープや花壇を作った影響で、大雨の時に花壇の周囲が水たまりになってしまうので、既設の雨水升を使って暗渠を作ってみました。雨水升のままだと、流れてきた土砂が雨水升に入って詰まってしまいそうだったので、濾過の機能を期待しています。
まずは雨水升の周りを掘って、高さ調整のスペーサを外し、完成した時の高さを決めます。暗渠になるので、組み立てた時に周囲より低くなるように計画します。
一番上のスペーサの周囲にドリルで穴を空けて、升の側面からも効率よく集水出来るようにしてみました。実は、少し前まで雨水升の上に石を乗せただけの状態だったのですが、流れてきた土砂で目詰まりしてすぐに役に立たなくなってしまったので、今回は改良版のつもりなんです。
側面に穴を空けたスペーサを乗せ、蓋を閉めた状態です。このままだと、蓋の穴から土砂が入り込んでしまうので、家にあった粗めの金網(5mmぐらい)をかぶせておきました。
雨水升の周囲と、蓋の上に敷地から出た石を詰め込みます。この部分が、水を溜めるバケツの効果を発揮する予定です。
単純に石を積んだだけだと、流れてきた土砂ですぐに石が目詰まりしてしまうので、今回は籾殻で覆いました。土砂だと泥状になってしまいますが、籾殻は濡れても水はけがよいからです。
最後に、土と籾殻が半々になるように混合して、周囲と高さを合わせるように被せました。これで、流れてきた土砂で目詰まりしないようにフィルタの効果を期待しています。
オマケで、余った丸太の輪切りを乗せておきました。後日の大雨で、どんどん土砂が流れ込んで丸太の輪切りも埋まってしまいましたが、一時的に水が溜まる程度ですぐに水が引くようになり、一応の効果は発揮しているようです。何時間も水たまりが残るようなことはなくなりました。
玄関スロープ工事が中途半端な状態で止まっていたのですが、スロープと庭の境界の方針が決まったのでキリのいいところまで進めてみました。砂利の流出防止とスロープが崩れるのを防止する土留めはブロック積みのつもりだったのですが、雰囲気を重視して丸太を立ててることにし、表面をバーナーでかるく焦がして腐敗防止としました。
スロープの右は窓の前にシンボルツリーとなる木を植えて花壇とし、自然の中の家を強調してみました。シンボルツリーはヤマボウシ、足元のグランドカバーは山吹を選んで日本の山の雰囲気に合わせています。ヤマボウシは少し大きくなるようですが、窓に差し込む西日を和らげる効果も期待しています。山吹はひこばえが生えてどんどん増えるようなので、一面山吹に覆われて咲き乱れる姿も楽しみにしています。
我が家に生えている木、植えた木にとりつける名札を作ってみました。折角教えてもらった木の名前を忘れちゃうと残念なのと、子供達にも「木」じゃぁなく「くぬぎ」って木の名前で覚えてもらって、それぞれに違いがあることを知って欲しいからです。
っと言っても、札自体は100円ショップで購入した物ですから、作業としてはペンキで書くだけ。字に自信ががないので、パソコンで打ち出した物を写し取ってなぞっています。名前がわかる樹木だけで10種類以上、果樹を含めると20種類ぐらいあるので作るのは大変です。
実際に木に掛けてみると、公園みたいになってカッコよくなりました。